朝晩ひんやりしているんですが、もう春ですね。春と言えば緑の色はまずイメージに出ます。漢方の理論で、春は「肝臓」の季節です。対応する色は「緑」です。食べ物でこの春の不調を治し、整えてくれます。春の暖かさに目覚めた体は、冬の間に溜まった毒素を外に出そうと急激に頑張り始めるため、体内の解毒を担当する肝臓に負担がかかります。冬の間に溜まった老廃物を排出し、肝臓の働きをたすけます。
そういうことでこの間の日替わりランチは「海鮮と季節野菜の広東風翡翠炒め」にしました。
翡翠炒めで言うと、あんまりビンときませんよね!「翡翠」と言ったら、玉の翡翠と思うでしょう、緑の色は春らしいを感じさせます。多い店はほうれん草を使ってこの緑の色を表していますが、明楓では大葉を使っています。
なぜならば、薬味として使われることが多い大葉ですが、実は栄養価値が高く、漢方としてもよくつかわれています。特に薬膳には。大葉は、体内の毒素を排出したり、自律神経の乱れを整えたり、消化を促すといっあ働きがありますから。もう一つは大葉にはαリノレン酸が含有されているため、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギーの抑制の効果がありますので、今の時期にはびったりです。
大葉をみじん切りにして用意
下拵え下白身魚、ホタテ、カニカマ、季節野菜と一緒に
ほんのり塩コショウ風味で炒めたら、完成です。
大葉の爽やかな香、あっさりした味付けです。海鮮のうまみを大葉と一緒にしたら、もう一層美味しくなり、大葉の風味は引き立ての役になります。