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今日は夏至です。
夏至とは、一年の中で太陽がもっとも北に来て、昼の時間が長くなる期間のことです。「夏」に「至る」という名前が示すように、夏至を過ぎると「本格的な夏が来る」と考えられています。ただし、夏至の日程は毎年6月21日〜7月7日頃の梅雨シーズンにあたるため、日照時間が一年の中でもっとも長くなることは非常に稀です。実際の日照時間は、冬と同じ程度である年も多くあります。
夏至は、古代中国で作られた暦「二十四節気」の10番目にあたります。二十四節気とは、太陽の黄道(こうどう)の動きを基準に一年を二十四等分して、それぞれに名前を付けた暦です。二十四節気では、太陽の視黄経が90度にあたる日付を「夏至」・180度にあたる日付を「冬至」と考えます。視黄経が0度にあたる日付は「春分」で、270度にあたる日付は「秋分」です。
二十四節気では、夏至・冬至・春分・秋分を合わせて「二至二分」と呼び、二十四の区切りを定める際の基準として考えます。夏至・冬至・春分・秋分のさらに中間が、立春・立夏・立秋・立冬です。
日本では平安時代から二十四節気が取り入れられ、暮らしに深く根付いてきました。二十四節気は、農作業を行う際の目安として使われることが多くあります。たとえば、「田植えは夏至の後に始めて半夏生(夏至から数えて11日目)の前に終わらせる」といった要領です。夏至をはじめとする二十四節気は日本人の生活に定着している考え方であるため、農業とは無関係の人でも、季節の節目を象徴する言葉として使われています。
中国では夏至になると地方によって色々な行事があります
古くから北京では「冬至はワンタン、夏至は麺を食べる」という言い伝えがあります。昔の北京の風習によると、毎年夏至になると生野菜と冷麺を食べ始めてよいというサインになります。これらの冷たい食べ物は胃もたれを解消し、食欲をそそると同時に、冷たすぎず健康に影響する心配もありません。なので、夏至が近づくと、北の地方は家で冷麺などよく作るようになります。
もちろん暑い夏にアツアツの麺を食べたがる人もいます。なんと魔除けの意味があり、熱い面を食べると邪悪なものを追い払い、汗をかくことで溜まった湿気と熱気を体の外に出すことができるそうです。
夏至の日、昔の南京の人は子供を敷居に座らせ、「豌豆糕(エンドウ羊羹)」を食べさせて病から守る風習があります。この風習の由来は、蒸し暑い夏は食欲不振になりがちであるため、子供にエンドウ羊羹を食べさせ、食欲をそそる意味があります。ほかに、この日に冷麺を食べて体重を測るなどのしきたりもあります。
私の実家は小麦の産地であるので、夏至になると夏の収穫が終え、新しい麦が販売されるころ、新しい小麦製品を食べる風習があります。小麦で薄い餅に仕上げて食べます。小さい時から、お祖母ちゃんはよく炒り卵、サツマイモでできた春雨、野菜、豆鞘、豆腐、干し肉などを挟んで、薄い餅を作って先祖様を祀った後に食べます。
書きながら、無性に食べたくなります。時間があったら作りましょうがね~~