「山芋」は、色々な種類があります。円筒形の長芋、扇形に広がったいちょう芋、球状のやまと芋など~~名前、形が違うけど、栄養はほとんど同じです。
山芋は昔から体によい食品でよく食べられます。明楓はよく円筒形の長芋を使って、炒め物を作ります。
一般的に、「生の食品からでんぷんを取るのは消化に悪い」とされていますが、山芋の場合は、でんぷんの消化・吸収を助けるでんぷん分解酵素のアミラーゼをだいこん以上に豊富に含んでいるので、生でも食べられるんです。山芋のねばりの成分はムチンで、胃の粘膜を保護する作用や、腸内で糖質や脂質の吸収を遅らせるはたらきがあり、血糖値上昇の抑制に効果があります。
さらに、コレステロール値を低下させる効果や老化防止や肝機能を高める効果、便秘の改善効果などがあります。水溶性のビタミンであるコリンも山芋には含まれていて、血管壁へのコレステロールの沈着を防いで動脈硬化や脂肪肝を予防するほか、脳の記憶力アップにも役立ちます。ほかには、ビタミンB群やビタミンC、カリウムなどを含んでいます。
中国では、昔から山芋は食材だけじゃなく、漢方薬材にもよく使われています。肝臓や腎臓、胃腸などの内臓の機能を高める働きもありますので、体力増強、病中病後の体力回復、虚弱体質の改善、滋養強壮など効果があります。
「生」で食べると美味しいですが、中国では、炒めたり、煮たり、揚げたりなど火に通して使います。
炒めにしたら、サクサクした山芋が癖になります。ご飯に合うだけじゃなく、酒のあてにもビッタリです。
栄養高いので、これからの季節には元気に付けるため、食べてくださいね!