(もぐもぐINご馳走の里帰り(4)に続き)
お昼のご馳走を食べて、法事の後、片付けなどをしていたら、つい夜になりました。
「屋台で食べよう!」と若い食いしん坊たち、いいながら、
出かける用意もしてしまいました。大人数で屋台行くのは何年振りでしょう?
実家ーー開封、宋の時代から、屋台は盛んでいて今まで続いています。
私たち地元人にとって屋台はとても身に近くて、遊び場、自分家の台所のようです。
記憶があるときから、屋台で食べるのは普通です。もちろん好きな食べ物、
好きな屋台は各自が違いますが、その味、その人情は身に染みて、骨の髄まで、
記憶の奥まで残っています。
家を出て、まず、うちのシェフだけじゃなく、私、うちの若い食いしん坊たちも
大好きな「煎餅菓子」(中国風クレープ)の屋台へ直行~~
赤提灯で目印している屋台は私の記憶があるときからもやっています。
地元で1年半住んでいたことがあるシェフもここの味を惚れて、よく通いました。
屋台の場所へ行ったら、店のおばちゃんは屋台の台車の前に立て
知り合いと立ち話していました。
「おばちゃん、まだなの?」「私たちはやかったかな?」と聞いてみたら、
「そんなことないよ!PM2.5の規制で奥にやっているよ」と
話を中断して、奥に連れていてくれました。
PM2.5の規制でどういうこと?と皆???とりあえず、食べるのは優先!!
注文してから、店のお兄ちゃんは慣れた手つきで、素早く作ってくれました。
まず鉄板に生地を流し、伸ばしていきます。
伸ばしていた生地に卵を落として、つぶしながら、満面なく伸ばしていきます。
黒ゴマを全面に振り落として
にら、白ネギをたっぷり全面に振り落とし
裏返し
店自家製の「黄醤」(小麦粉で作った味噌)をたっぷり塗り
ここはポイントですよ、この味噌、めちゃおいしいです!
いろいろな地の「煎餅菓子」をたべたですが、やっぱりここの味噌の味は一番好き!!
味噌を塗ったら、好みで一味、クミンを振りかけて
たっぷりのバリバリ
(小麦粉で作った生地を伸ばして、バリバリなるまで揚げたものです)
を入れて、包んだら、出来上がりました!!
ふわふわ柔らかいなクレープの中のばりばりはさくさく、
味噌の奥深い味ににら、白ネギの香りとクミンの香りでおいしさを増し、
食べるとき粒粒のごまはアクセントとなります。
やっぱりこの味ですね!と言いながら、食いしん坊一家はもぐもぐ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(続く)