春になると、この野菜が出てきます。
紅菜苔(コウサイタイ)です。
日本は馴染みがないですが、中国では今の季節でよく食べる野菜です。中国揚子江中流地帯が原産と言われる二年草で、チンゲンサイ、キャベツやハクサイなどと同じアブラナの仲間になります。和名は紅菜花(ベニナバナ)と呼ばれ、とう立ちした花芽とその若い茎や葉を食べます。同じように花芽を食べる「菜の花」と同じく、なばな類と言えます。写真のように、菜の花に似ていてますが、紅菜苔(コウサイタイ)は菜の花より寒さに強く、寒い時期ほど、赤紫色が濃く鮮やかになるそうです。菜の花にはない赤紫の色素、アントシアニンが含まれています。しかし、これは茹でると色素は茹で汁に溶けだし、湯が黒っぽく変色してしまいます。
でも、酢を加えて茹でると色をある程度残すことができます。紅菜苔(コウサイタイ)は菜の花の様な苦味が感じられません。味にクセもなく、茎はほんのりとアスパラの様な甘味を感じます。軽い歯触りがあり、非常に美味しいです。
この間入荷して、夜のお勧めメニューの一品として今年初デビューしました!!
このおいしさでお客様は喜んでいただきました!!