気が付くと、今日はは中国の中秋節という伝統的なお祭りとなります。旧暦8月15日の中秋節は、春節(旧正月)、元宵節、端午節とならぶ「中国の四大伝統祭り」と呼ばれています。伝統的にはこの日の夜は一家団欒して、庭に供え物をならべ、月を拝んで月見をします。月餅やくだものを食べ、団欒や豊作を祝うことをします。
現代になると、なかなか集まらない家族、親族が集まり、月餅を食べながら、団欒することが中心となります。中秋節に月を祭るときには、必ず月餅やくだものがなければならないです。
月餅はいつごろ生まれたのか諸説があるが、宋の時代(960年~)には、すでに「月餅」という表記が出てきました。その後、明代(1368~1644年)になる と、団欒の意味を表す月餅は、中秋節の供え物や民間の贈答品として形作られたようであります。菓子屋が作る月餅は、多くのが縁起のよい絵、言葉を刻んだ月餅の型に、材料や餡を入れて、それを圧しつけ、焼きあげたものです。各地方によって、使う餡や風味が異なるために、月餅の種類は200以上あるといわれています。
私の実家は、中国の中心部なので、小さいときから、南地方の月餅、北地方の月餅は、いろいろな種類があります。以前ブログで紹介した玫瑰月餅は北地方の代表的生地で作った月餅で、サクサク、パイっぽいです。若者の間は一番人気のは南地方の月餅です。代表的には、広東式月餅です。広東省のものは皮が薄く餡が多い、南方特産のココナッツの実(白い果肉)や蓮の実のすりつぶしたものを使うほか、卵 黄、ハム、チャーシューを餡に加えるものもあります。
地方に関係なく、一番ポピュラーのは棗で作った餡を入れた月餅ですね~~月餅の餡の定番もなってます。
本来、今日の晩で、月を見ながら、月餅を食べるのは正ですが、天気予報によると、雨らしいです。満月を見れるのは微妙になりますが、でも大丈夫です!!!
中国では、昔からよく言う俗言「十五的月亮十六圆」(十五の月より十六のほうが丸い」があります。小さい時よく意味は解らなくて、不思議とずっと思いました。確かに見ているところで、十六日の月は十五日より丸いの気がします。
実はね~旧暦の一日、お月様が地球と完全に重なって、夜にお月様がまったく見えない状態、これが新月と言います。新月はは旧暦の一日に発生しますが、その発生する時間帯は一定ではありません。だから地球からお月様が見えない新月の状態にある時間も年によって異なります。新月から満月まで新月に戻って来るまでの周期は、29.53日です。新月から満月になるのは平均14.8日(±1日、13.8日~15.8日)後です。このため実は満月になるのは15日の夜間よりも、16日の朝方になることの方が多いのです。
その天文の規律によって、「十五的月亮十六圆」という俗言ができました!!昔の人たちは凄いねとつくづく思いました!!そういうことで、今日もし見れなかったら、明日の晩に見てね!