明楓自家製葱香油 

「香油」、と言うのは、料理を作ってその仕上げに最後にほんの少し振り掛ける香りの良い油の事です。中国料理に言えば、皆さんは、「胡麻油」と思うでしょう?!

確かに胡麻油は香油の一種ですが、中国料理は何でも胡麻油を使うと思ったら、大変間違ってますよ!!!!

中国料理では、料理によって、色々な「香油」を使ってます。

よく使うのは、葱に薬味などを加えて、低温の油でじっくり加熱して葱の風味を付けた葱油。

鶏の脂肪をお湯で加熱して溶けて浮いた脂をすくい取り、それを弱火で加熱して水分を除いた淡い黄色の鶏油。

一味とうがらしを低温の油で加熱して辛さと香りを移したラー油、

それに花椒油と胡麻油です。

「香油」を少量振り掛けることで、料理に香りを付けて、風味を引き立たせるとともに、コクや辛さを付けます。炒める料理に最後少し振り掛けたら、艶艶、料理が綺麗になり汁気のある料理にたらし、浮かべると見た目にも美しいです。

明楓は常に自家製の香油を使ってますので、今日は自家製葱香油を紹介させて頂きます。葱油は店によって、いろいろがあります。明楓は明楓の料理を合う葱油を作ってます。

葱、玉ねぎ、生姜を油に入れ

これから、低温の油でじっくり加熱し

一時間経過

二時間経過

更に一時間を掛けて、低温油で加熱し、火を止めてから、余熱で置いて、網で葱などを除いたら、

綺麗な葱風味たっぷりの明楓自家製葱香油の完成です。

この葱油はこれから、明楓の色々な料理で活躍、役に立てます!!!

明楓のオリジナル冷茶

暑くなると、明楓のお昼ランチのサービスお茶は冷茶になります。

もちろん天候による、いろいろブレントしています。よく聞かれているので、紹介させていただきます。先言った通りに天候によって、いろいろブレントしているけど、基本的ベースには普洱散茶と杭白菊から作られてます。

・普洱散茶・

黒茶の一種で、熟した複雑な香りと味を持つお茶です。その深みの由縁は、ワインのように一種の麹菌で意図的に発酵させるところにあります。お茶として仕上げた茶葉を高温多湿のところに長期間寝かせます。茶葉は微生物の力でアミノ酸など成分が分解され、深い熟成した香味を生みます。渇きを癒し、むかつきを抑え、消化を助け、体を清めるといった、幾多の効能をいると言われます。

・杭白菊・

花茶の一種です。

菊は目の充血や疲れを解消し、身体の無駄な熱を取り、炎症を抑えることができると言われ、中国では古くから愛飲されてきました。菊は産地によって、色々な種類があります。この中に「杭白菊」はほのかの香りでリラックス効果が高く、毛細血管の抵抗力を高める、抗菌作用、肝臓の働きを助け解毒作用、眼精疲労にも効果的などの「薬」性を持ち昔から中国の人々に愛されるお茶です。

この二種類ベースにしては明楓オリジナルで色々とブレンドし、お茶とお花の両方の風味と薬効があり、飲みやすく、体にも良いです。

モロッコインゲン

モロッコインゲンです。

インゲン豆の品種のひとつで、収穫までの期間が短く、収穫は、6月と10月の二度あり、名前に「モロッコ」と冠されるが、モロッコが原産とも、モロッコから伝わったとも、詳しい由来は不明なのだ。莢(さや)の長さは最大20cmくらいとかなり大型です!

肉質は特に柔らかくてスジがなく、大莢になっても風味の落ちない人気の高いです。中国でもよく食べられる野菜で、特に今の時期。

小さい時、夏休みで家の庭で栽培した事もあります。ビタミンA、B1、C、カリウム、カルシウムを多く含み、食物繊維も豊富なので、便秘の予防に良いと言われています。

明楓ではこの時期になると、入荷するたび「モロッコインゲンと牛肉のオイスターソース風味炒め」で夜のおすすめメニューとして皆さまの前に登場します。

モロッコインゲンはオイスターソースと相性が良いので、モロッコインゲンの軟らかさ、と甘みを楽しめる一品です。

福寿園の宇治銘茶

先日、明楓の常連様N様ご来店いただきました。何か月振りでのご対面です。いつも変わらずの元気さと明るさでうれしくて、ほっとしました。その時の頂き物です。

日本の銘茶の中心として京都にある創業二百有余年の名店「福寿園」の「宇治銘茶シリーズ」です。

箱を開けると

かぶせ茶 朝露 と煎茶 銀閣を二種類の日本茶が入っています。

中国茶もいいですが、和菓子を食べるとやはり一番合うのは日本茶です。

またゆっくり頂きます!!

N様、ご馳走様でした!!

いつもありがとうございます!!!

ズッキーニ

「ズッキーニ」です。夏野菜の代表です。西洋の野菜のイメージが強いですが中国では、昔からよく食べる野菜です。ご存知ですか?ズッキーニは外見が胡瓜に似てますが、実は南瓜の仲間です。中国名は「西葫芦(シーフール)」です。緑で胡瓜に似てるのだけじゃなく、ゴールド色で大きい長丸いのもあります。中国の家庭では、緑の方がよく炒め物で、ゴールドの方が炒めも使うですが、よく豚ミンチと合わして肉饅の餡を使われています。(ズッキーニの肉饅は凄くおいしいです。日本はゴールドの方があんまり見かけないで、とても残念!!!)

これから夏の本番になるので、中国の家庭では、旬の野菜「ズッキーニ」はよく食卓に登場しますので、私の実家でよく食べるの作り方を紹介します。

ズッキーニを輪きりにし、角きりのトマト(絶対いります!)を用意し(他の材料は個人で好きな野菜、肉なども一緒に合わしても良いです)

まず、輪きりしたズッキーニを軽く茹でます。

鍋に油を少し入れ、ニンニク、生姜を炒めて

香りが出たら、バターを入れます。(バターは個人の好みですので、入れなくてもよいです。)

これから、まずトマトを入れ、軽く炒め

後で、ズッキーニと油通ししたマイタケを入れて、炒めます。

塩、胡椒、ブラックペーパーを味付けして、料理酒を入れて軽く煮炒めしたら

「ズッキーニの中国家庭風炒め」が出来ました。

ズッキーニはカロリーが低く、ダイエットにはオススメの食材です。ズッキーニを使った中国家庭風炒めはズッキーニやトマトなどの夏野菜を炒めて煮したものです。油で炒めることで、ズッキーニに多く含まれるカロチンの吸収率をUPさせ、体の免疫を強化し、風邪の予防や粘膜の保護に効果があります。また、ビタミンBが血液の循環をよくし、体に溜まった余分な水分を排泄してくれるので、むくみ解消や血行促進によって美肌効果を発揮します。女性の味方の食物繊維も含んでいるので、他の夏野菜と一緒にたくさん食べたいものです。

是非、「ズッキーニの中国家庭風炒め」を作ってみて下さい~~

大豆もやしの中国風和え

大豆もやしと言うと、「大豆もやしのキムチ」やビビンバの上にのせる「ナムル」を思い浮かべるでしょう!中国では、よく食べる食材で、炒めたり、スープに入れたり、など色々な料理に使ってます。正直に言うと、あんまり好きではないです。味とかの問題じゃなく、よく噛まないといけないので、顎が疲れますから。大量食べるのは嫌ですが、ちょっとだけでしたら、全然問題がないです。

この大豆もやしを使って、小鉢を作ります。

まず、大豆もやしの根を取って、一回茹でて、臭みを取り、食感も柔らかくなります。この茹でた大豆もやしは豆腐丝、胡瓜と一緒にボールに入れ

白葱と香菜を刻んで

大豆もやしを入れたボールにいれて

塩、胡椒、黒胡椒、胡麻油など味付けにして

熱い油で白ネギと香菜に「ジュ~」で、言わしてから、よく和えたら、小鉢が完成です。

シャキシャキっとした食感が独特で、和え物したら、暑い時期にビッタリ!

大豆もやしは大豆を発芽させたもので、頭に豆をつけたまま収穫します。太くて長く、アミノ酸によるうまみの強いです。大豆もやしは食物繊維をたくさん含んでいって、低カロリー、利尿作用・夏バテの症状の改善にも効果があります。漢方では胃の働きを整えるとされています。ですから、大豆もやしを食べて、元気な体を作りましょう~!!

馬歯菜(スベリヒユ)

まだこの季節になりました!

馬歯菜です。見た通り、皆様絶対見たことが有る雑草です。日本では、スベリヒユと呼ばれて、山形県は「ひょう」と呼ばれています。世界でどこでも生えっている雑草ですが、雑草の中には、食べれる雑草の最高峰も言われています。中国だけじゃなく、世界で昔から薬草として使われています。効能は利尿、解毒、消炎、抗菌作用などがあるので、今の季節には薬膳料理によく使われています。調理方法がいろいろできるので、実に使われやすい食材であります。明楓には和え物としてよく使われています。

水できれいに洗って、さっとお湯で茹でます。

茹でたスベリヒユは氷水で冷ましてから、タオルで水気を取ります。

春雨と合わせて、和え物します。

塩、胡椒、ごま油、葱、生姜など加えて、和えったら、完成です。

青臭さがなく、癖もない、噛んでいくとぬめりと少し酸味があります。利尿効果が高いから、今の季節にはお勧めです!!

 

うまい菜

昨日休みでした。雨が結構降っているので、家の下のスーパーで買い物して、うまい菜という野菜を買いました。「うまい菜」という名前なので、きっとおいしい野菜でしょう!早速今日賄いで炒めました。見た目は植物芭蕉のような大きな菜葉です。

調べたところで、うまい菜はほうれん草に似ているが比較的季節に関係なく利用できるので「不断草」とも呼ばれています。中国では「恭菜」と言います。日本では沖縄でよく冬野菜として利用しています。名前も地方によって、呼び方が色々有ります。「うまい菜」は大阪の呼び方らしいです。炒め物とサラダで食べるとおいしいと言われていますが、そのままサラダで食べてみたら、シャキシャキしていて口の中に菜葉臭さが感じますので、個人的には生のままでは口を合わないで炒めに決定!!

まず食べやすいサイズを切って

鍋に油を引いて、たっぷり生姜、大蒜を入れ

大きく切った白葱もたっぷり入れて、香り出るまで炒め

切ったうまい菜を中に入れて

強火で素早く炒め

料理酒、塩、胡椒でシンプルで味付けして

お昼ランチで残った南瓜も加えて

炒め、うまい菜をシンナリになって、味も整えたら、明楓の自家製葱油で香をつけたら、出来上がります。

食べてみたら、生を食べるより、青臭みがなく、茎の所はシャキシャキしていて、葉の所は、肉質が厚く、しっとりとした歯応え、本当にうまい~~な!!!