(赤米と豚スペアリブの煮込み(1)に続き)
次はこの料理のもう一つの主役「赤米」の下拵えです。
赤米は古代米の種類の一つで、赤色と言いたいですが、
私の目にすれば、少し茶色っぽくお米のことです。
あかまい・あかごめとも呼ばれています。お米のルーツです。
古代日本人の神様へのお供え物、お祝い事として使用されて、
お赤飯の起源ともいわれています。
赤米のヌカの部分には赤色系色素(タンニン)を含んでおり、
白米に比べたんぱく質や各種のビタミン・ミネラルが多く含まれています。
白米と混ぜて炊くとほんのり薄紅色になります。
日本には「赤米」を炊くとは主流ですが、中国では料理と一緒にするのは多いです。
「赤米」を綺麗に洗って、水でつけます。
鍋に明楓の自家製スープを入れ、中に葱、生姜、山椒、桂皮、八角、草果など
香辛料入れ、料理酒、醤油、砂糖など味付けして、
沸騰したら、水気を切った赤米を入れて、煮込みます。
赤米を少し膨らんだら、下拵えした豚のスペアリブを加えます。
沸騰したら、落し蓋をして、長時間を掛けて、煮込んでいきます。
「赤米」から自然なとろみを出て、豚のスペアリブを骨まで柔らかくなったら、
野菜などを添えて、皿に盛り付け
赤米のトッロリとした煮汁を多めにかけたら、完成です。
伝統的な調理方法で、手数と時間が掛けしましたが、
この美味しさは最高です。一度を食べたら、中々忘れられない一品ですね~~~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(終わり)