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秋フルーツの中国式コンポート、ゼリー寄せ(1)

秋のフルーツといえば、私が先思い付いたのは梨です。

 

 

中国は梨の原産地であるので、よく食べるフルーツともいえます。

 

夏バテを回復させ、咳き止め、消化促進などの薬用効果もあるため、

 

レストランから、屋台、家までデザートに欠かさないフルーツでもあります。

 

日本では、梨は、栽培される果物の中でも歴史が古く、

 

弥生時代にはすでに食べられていたそうです。

 

また日本書紀にも栽培の記述が残っており、江戸時代には品種も増加しています。

 

現在のような甘みが強く果肉のやわらかい梨は、

 

明治以降に発見されたり品種改良されたものです。

 

東洋医学も梨の薬用に注目し、古くから薬としても使われています。

 

もう一つ秋のフルーツと言えば、「イチジク」と思い出します。

 

 

おばあちゃんの家で大きなイチジクの樹があります。

 

小さい時、イチジクが熟になったら、よく樹を登って、

 

従兄弟たちと「誰が一番多く取れたか?」と競争にしていました。

 

私はあんまりそのままのイチジクを食べるのが好きじゃないので、

 

よくおばあちゃんにおねだりして、色々なデザートを作って貰いました。

 

日本には江戸時代初期、イチジクはペルシャから中国を経て、長崎に伝来しました。

 

当初は薬樹としてもたらされたというが、やがて果実を生食して甘味を楽しむようになり、

 

植えるのは簡単なので、手間のかからない果樹として家庭の庭などにも

 

ひろく植えられるようになりました。イチジクは梨に負けないぐらい薬用効果が高いです。

 

イチジクは比較的多くカリウムを含んでいます。カリウムは血圧を下げる効果があるので、

 

高血圧や動脈硬化などの防止に役立ちます。

 

ペクチンをはじめとした食物繊維も多く含まれているので便秘改善にも効果が有ります。

 

また、イチジクにはフィシンというタンパク質分解酵素が含まれています。

 

食後のデザートとして食べれば消化を促進してくれます。

 

熟した実、葉が乾燥して生薬として用いられます。

 

また、切断部から出てくる白い液体にもタンパク質分解酵素は含まれていて、

 

イボ取りなどの民間療法に使われています。

 

この二つ秋のフルーツは、私たちの健康には欠かさない存在ですね!!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(続く)

 

 

 

 

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