鹹魚(ハムユイ)、中国料理ではよく登場する食材で、
魚の内臓を取り除いてから、内側に塩を詰めて
漬け込み、2~3日発酵させてから天日乾燥させた
塩漬け乾燥魚とでもいいましょうか。
ハムユイというのは、広東語の読み方で、標準語はシェンユイとも言います。
魚は、様々な種類が使っていますが、ほとんど白身の魚が多いです。
イシモチに似た魚が一番ポピュラーかもしれません。
実際はニシン科の「ヒラ」という魚や、コノシロなどが多いようです。
独特の発酵臭と塩味の強さが特徴で、そこで好きと嫌いがはっきり分かれます。
昔の香港空港で、今も下町の所でよくこの匂いが匂います。
日本の友達もこの匂いを匂って、「美味しそうなにおい」と、「臭い」とハッきり分かれています。
鹹魚は使う時、丸のまま、蒸してから処理したり、
切り刻みニンニク油で炒めてからオイル漬けにしたり、します。
その塩気のみで料理出来る旨味成分に富んでいるので、調味料として使用も出来ます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(続く)