鹹蛋、塩付けたまごのことです。
中国昔からたまごの保存法として家庭から生まれた食材です。
保存食として、日常で食べるですが、調味料としても使います。
小さいとき、お母さんがよくたまごを塩と酒を味付けた土粘土で包んで
ツボにいれ、日当たらない所を置き、時折裏と表を位置変えながら1ヶ月程度寝かせ、
食べごろになりました。食べる時まず外の粘土を水でつけて、洗い落とし、
ゆで卵のように茹でたら、食べれます。塩気は中まで染み、黄身は脂っぽく
ねっとりとして独特な風味があり、お粥などにビッタリです。
中国の月餅の中の具としても使います、それもなかなかのいい味と風味を出していて
好きな方が多いです。生食も使いますが、塩気が強いので、
料理の調味料代わりに使われることもよくあります。
今日紹介させて頂いた明楓のオリジナル点心もこの鹹蛋の黄身を使って作った一品です。
鹹蛋の黄身(生)です。
微塵きりに刻んで
鶏ミンチとあわせて
ほんの少し塩と胡椒を加えて、よく混ぜたら、鹹蛋の黄身入り焼売の具が出来上がりです。
焼売の皮がこの具を包み
小粒に切った鹹蛋の黄身を真ん中に置き
蒸篭にいれ、上に飛び子を飾って、蒸したら、鹹蛋の黄身入り焼売が出来上がります。
鹹蛋の黄身を焼売の味付けにもなり、ほんのり塩風味で、あっさりとしています。
鹹蛋の黄身の独特の食感と鶏肉のブリブリ食感がそれぞれを立ていますけど、
喧嘩せず、うまく合わしています。食欲が無い時にはお勧めの一品ですね!!