薬膳、ご存知ですか?中国には、知らない人がいないです。
春夏は温かく、活発な陽気が盛んになり、体の中には暑さが溜まります。
秋冬は寒さに向かい、体も沈静化し、体の中には寒さが溜まります。
それぞれの季節に 合わせて春夏には体を涼しくし、
水(すい)(体液)を補い気力を補うものを食べて、
秋冬には体を温めて気血の流れを良くし、栄養を補うものをとることに よって、
常にバランスのとれた体の状態を維持しようと自然界に逆らわずに、
人間も自然界の一部としてあるがままに生きていく秘訣です。
「生き物は自然界 の変化に沿った生き方をするのが良い」というのが
中医学の基本です。この基本に基づいて、中国何千年前から、「医食同源」と言う
言葉が生み出し、「食療法」と言う治療方が出来ました。
薬膳は、体が未病の段階から体の中を整え、病気になりにくい体をつくる食事学です
中国が広いので、地方によって、この地方の天気、環境などを基づいて、
その地方で生まれ、育て、生活をしている人々の体質がそれぞれになります。
例えば、北地方には、寒いので、酒も強いし、羊は胃にいいので、
体が温めてくれるので日常の食事によく食べます。
それと同じ、四川料理が辛いも、四川省の地方環境でなるものです。
広州、香港など南地方には、薬膳スープが盛んでいます。
レストランだけじゃなく、屋台、など普通の家庭にも季節に応じて、
色々な薬膳スープを作っています。こういう薬膳スープは私の大好物です。
昔から南地方に行く度、各店の薬膳スープを注文し、飲むのは私にとって恒例です。
漢方薬を入ったのは薬膳スープと思う人が多いと思います。
確かにこれは薬膳ですけど、漢方薬は中々普通に使えこなせる事が出来ません。
種類によって、値段も色々、入手しにくい所も有りますので、
季節、体調を合わして、入手しやすい、体に良い食材を使って
体の調子を整えるスープも薬膳スープと言います。