(キノコの薬膳蒸しスープ(1)に続き)
季節に応じて、色々な薬膳スープを作るんですが、時間の関係で、
煮込みスープより蒸しスープの方がよく作ります。
今年も異常な気候で、秋は短く、夏を終わって、すぐ冬になったの感じです。
体もこの変化を絶えなく、体調不良と成った方が多いでしょう!
病院に見て貰っても、はっきり原因が分かりません。
実はこういう体調不良は「気候病」ともいえます。
こんな気候病には薬より食療法で一番です。
私たちもこれからの体のことを心配し、大好きなキノコを使って薬膳の蒸しスープを作りました。
使う材料は
(1)秋の味覚とも呼ばれたキノコの王様「松茸」
松茸、抗菌、抗腫瘍作用があります、ガンに効くと胃腸の機能を高める作用や、
慢性尿道炎の症状を緩和する作用があります。
また便秘の予防、手足のしびれなどにも有効です。
(2)キノコの女王とも言われたキヌガサタケの干し物
日本方はあんまり馴染みないキノコで、中国では薬膳料理などよく使います。
フランス料理も使うらしいです。とても高級食材です。
薬用成分が多く含まれており、漢方薬草として、製薬方にも大変役に立てます。
その中に美容の効果が高く、特に肌の乾燥の予防の効果があるので、
「西太后」にもよく使われていると言われています。
(3)茶樹キノコ
山麓の油茶の木に生殖するきのこで、菌の成長期が長く、ゆっくりと時間を
かけながら自然界の栄養物質を吸収するため、豊富なアミノ酸や鉱物質が
含まれています。 また、「茶樹キノコ」はもともと産出量が少ないため、
昔から「幻のきのこ」として珍重されてきました。
必須アミノ酸やグルタミン酸が豊富で、腸の働きを活発にし、便秘を予防、
免疫性向上など効果が有り、疲労回復や成長促進にも効果的です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(続く)