湯葉、中国、日本とも御馴染みな大豆の加工食品の一つです。
中国では、シート状に干した「腐皮」(フーピー fǔpí)と、
棒状に絞ってから干した「腐竹」(フーチュー fǔzhú)が多く、
日本の湯葉のような巻いた形状で市販されることはまれであります。
結んだ状態の「腐皮結」(フーピージエ fǔpíjié)は中国でも作られています。
今日紹介させていただいたこの点心はシート状の腐皮を使った一品です。
腐皮を使うサイズを用意し、水吹きで、濡らし
豚ミンチを葱、生姜など、薬味を入れて、塩、胡椒、ごま油で味付けし、
濡らした腐皮を柔らかくなってから、豚ミンチを適量で取り、腐皮の上に載せ
しっかり巻いていきます。
最後、小麦粉で作った繋ぎを閉め口に塗り
巻き上げます。
巻き上げた湯葉巻きは一度油で、素揚げしてから、器にいれ、
お好みのソースを掛けてから、蒸篭で蒸したら、
湯葉のミンチ巻き蒸しが出来上がりです。
この点心は、中国香港、広州でよく食べられる一品で、
歯応えが有る湯葉で、中の豚ミンチの油を吸い込んで、あっさりさせてくれます。
大豆の香とミンチの旨みを合わして、いくらでも食べられる点心です。