(2017年弾丸上海の旅(4)に続き)
南京路を中心して、周りの脇道に足を運ぶ、いろいろなレストランがあるんですが、
中々入る気にならず、時間が過ぎていきました。
ある脇道で、遠く明かりを見え
雰囲気がよさそうで、なんとなく気が動かし、ここにしました。
近く寄ったら
なんと、上海の揚州料理の老舗「揚州飯店」でした。
有名な料理三兄弟で作り上げたレストランで、名が高いです。
店内を入って、テーブルにつき、
珍しくおしぼりを出してくれました。
早速メニューをもらって、注文へ
しばらくすると、注文した料理を運んで来ました。
「马兰拌香干」
「马兰」は日本語に言うとコヨメナと言います。別名インドヨメナ、漢名は馬蘭です。
キク科の多年草で道端で見かける野菊の一種です。
若葉は食用になり、上海周辺では野菜として利用されています。
「香干」は豆腐製品の一種で、この料理は名前の通り、コヨメナと豆腐の和え物です。
野草も言える马兰は柔らかいがもろすぎず、歯応えがある香干と
一緒シンプルで塩、砂糖、ごま油で和えるだけなのに立派なおいしい料理になりました。
「蟹粉獅子頭」。揚州料理の代表する料理です。
上海蟹、ネギ、ショウガなどを練りこんだ挽き肉を、こぶし大の肉団子にし
土鍋に弱火で長時間加熱して作られる料理です。
見た目通り、口にほおばるとものすごくあっさりしています。
もぐもぐするたびに味が染み出てきて口いっぱいに広がって、
笑みが自然にこぼれるほどです。
「揚州煮干丝」。こちらも揚州料理の代表料理で、布豆腐の細切りのスープ煮込みです。
湯通しした布豆腐、鶏肉、金華火腿、タケノコを細切りにして、
高級中華スープに、細切りにした食材とエビ、豆苗を入れ、
醤油、塩で味付けしてトロ火で煮込だ一品です。
布豆腐は他の材料のうまみが吸い込んであっさりしている、
色々材料の食感も楽しめ、栄養とても高い料理でもあります。
「萝卜丝糕」。広東点心の「大根パイ」と似ているですが、
中身が違います。「大根パイ」には大根のみで、「萝卜丝糕」の方が、
大根だけじゃなくハム、玉子なども入っています。
大根パイの方が好きですが、こっちはこっちで美味しいです。
揚州炒飯。
揚州炒飯とは、蛋炒飯をベースにして豪華な食材が入った五目チャーハンを指します。
一般的な炒飯の工程は、溶き卵を加熱して半熟になれば御飯を入れ、
卵と一緒に炒めながら具、調味料を加えて仕上げるが、
揚州炒飯は油で揚げた錦糸状の卵を使い、スープ、蝦子(エビの卵)、干貝汁(干し貝柱
の戻し汁)、鶏油でコク、風味をつけ、御飯は最後に入れて炒める点に特徴があります。
見た目がシンプルなのに深く味わいできる料理です。
ゆっくり揚州料理を堪能して、満足の晩御飯になりました。
外に出てにぎわっている南京路のネオンをもう一層満足度がアップしてくれました。
一日目が終わりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(続く)