(もぐもぐin広州2015(11)に続き)
温かいお茶が疲れた体が潤ってくれました。
ほっとしたところで、注文した料理を運んで着ました。
まず、このレストランのメイン料理、「壱心鶏」。
分かりやすく言えば、広東風『白切鶏』(蒸し鶏)です。
通常普通のお湯で茹でる『白切鶏』 を高濃度のチキンスープで茹でて作るもので、
鶏肉を茹でたスープは何度も何度も長期間にわたり使いまわされます。
鶏肉とスープの成分濃度がほぼ同じになるまで使いまわされるので、
鶏肉で鶏肉を茹でるというような状況になり、鶏肉の旨味が100%肉に
閉じ込められた料理になります。これおいしさは「清平鶏」を愛されるの理由です。
早速頂きます。箸で口の近くに運びと、いい香りがしています。
噛んでいくと、ぶりっとした皮がうまみ吸い込まれ、油濃さがまったく無いです。
柔らかい肉と合すと肉のうまみを増し,葱、生姜のソースをつけると
もう一段味は深くなり、骨まで味わいます。
「紅棗骨」。これもこのレストランの有名料理の一つです。
豚のスペアリブを棗みたい大きさにして煮込んだ料理です。
甘く炊いたスペアリブはうまみを濃縮しひとつずつしっかり味とうまみを持っています。
鍋の一番下引いたサツマイモはスペアリブのうまみと味を吸い込んで、ほくほくして
主役に負けないおいしさがもっています。
なすびと豚肉の炒め物。
とろんとしている茄子は白ご飯と最高な相性で、ご飯が欲しくなる一品です。
菜心の煮込みもの。濃厚な鶏がらスープで炊いた菜心はやさしく味で
よさそうです。シンプルだけど、意外と最高の味を出しています。
セロリといかの炒め物です。
セロリの癖はまったく感じさせない、
シャキシャキの食感といかの柔らかさがうまくあわせています。
最後の締めは「干炒牛河」です。
平たいビーフンと牛肉の炒めです。ほんのり醤油の香ばしさと甘さがあり、
もちもちしたビーブンは牛肉のうまみを吸収しており、シャっキとした野菜と
合して、とてもおいしいです。添えている辛いソースをかけると
もう一段うまさを増しますよ!個人的にはその時すこしお酢をかけたら
もっと美味しいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(続く)