暑くになると、私が大好きな西瓜の活躍する時期にもなります。
西瓜の原産地はアフリカの砂漠です。
エジプトではスイカを描いた4千年前の壁画も見つかっていますが、
どうやらその当時は、主に種のほうを食べていたようです。
中国には今でも西瓜の種はおやつとして人気です。
果物として栽培されるようにな るのは地中海沿岸に伝ってからです。
紀元前にはインドへ、そして11世紀にはシルクロード経由で中国に伝わったようです。
「西瓜(シイグワ)」という名前はもともと中国のもので、
中国から見て西域の中央アジアから伝わったことに由来し、
日本にもそのままの名前で渡来してきました。
西瓜の果肉の90%以上は水分で、果汁は糖質7.9%と、
少量のリンゴ酸やアルギニンを含み、紅色の色素はリコピンとカロチンです。
種子には20%の脂肪と50%以上のタンパク質を含み、
ほかにフィトステロール、ウレアーゼなどが含まれています。
西瓜は昔から、単に食用としてではなく、体に良いものとして親しまれていたんですね。
現在ではその効能も科学的に分析され、
西瓜の果汁は薬用として利尿に特別の効果があることが知られています。
果汁を濃縮した「西瓜糖」は急性や慢性の腎臓炎に服用され、
漢方では、西瓜の皮がコレステロールを減少さ せたり、
血管を拡張させたりする薬の材料としても使用されています。
中国では、西瓜で作られたのど薬もあります。のどの炎症には良く効きます。
前日明楓も常連のお客様から以来を受け、今年初めての西瓜ゼリーを作りました。
少し緩めがある真っ赤な西瓜ゼリーの上に明楓自家製のレモンゼリーを載せ
少し明楓自家製のシロップを掛け、黄桃とクコのみを飾りしたら、完成です。