(よ~れよれバリ島(11)に続き)
ハットロックではしゃいで夜ぐっすり寝て、朝早く起きって、予定の通りで、
海へ、シュノーケリングを~~
正直に言うと私たち二人とも海には苦手であります。小さい時のことだけど。
今は大人なので、シュノーケリングだったら大丈夫かもと思い、初体験ですが、
これはのちに地獄を見ることになりました。
バリの海は波が大きくて、サーフィンにも最適かもしれないですが、
シュノーケリングするのは沖に出ないといけないので、フェリーを乗り40分ぐらい
ポイントの場所に着き、この40分の始まりから、私たちは酔い止め薬を飲んだも
変らずひどい酔いになりました。私は又ましだけど
うちのシェフはもうシュノーケリングするところじゃなかったです。
シュノーケリングは一様しました。大きなナポレオンフィッシュも出会いました。
でも酔いの苦しさが続き全然抜けなくて、ホテルを戻っても、
横になっても全然よくなりませんでした。食欲もなく、帰りの荷物を片付けて、
少し落ち着いたら、ウルワツ寺院での夕陽とケチャックダンス鑑賞へ出かけました。
山道で何時間かかったでしょうね、船酔いのせいで、とても長く感じで、
やっと夕方ぐらいにウルワツ寺院に着きました。
ウルワツ寺院はバリ島バドウン半島南西端の海岸沿いに位置する寺院で、
海の霊がまつられている。11世紀にジャワの僧ウンプ・クトゥランによって建立され、
とても重要な寺院です。
日没時の境内で上演されているケチャ・ダンスはここの名物です。
ケチャ・ダンスはケチャックダンスとも言われます。
ヒンドゥー教の神話と、古代英雄であるコーサラ国のラーマ王子に関する
伝説をまとめた『ラーマーヤナ』を基にしたストーリーでダンスで表し、
混ざり合う様々なビートがなんとも上手く「ケチャケチャケチャケチャ」という
16ビートのリズムのように聞こえるバリ島の伝統舞踊です。
会場に着くともう席は世界中からの観光客でいっぱいで、
日本人は全体の4分の1くらいで意外と
ヨーロッパやオーストラリアから来ている人が多かったです。
インド人とインドネシア人も結構います。
日没と共におもむろに割れ門の間から演者が現れ、
いよいよメインのケチャ・ダンスが始まります。
ケチャケチャケチャという掛け声と共にバリで伝承されている物語
のストーリーを演じる登場人物達は、セリフ等は基本的には無く
動きだけで話を進めていくのですが、事前に日本語の説明書をもらったけど、
詳しい内容はいまいちよくわからなく、なんとなく物語の流れはわかりました。
ケチャ・ダンスって勝手に掛け声は「ケチャ」だけだと思ってたんですが、
よく聞いてみるとそんなことはなくて「エンダーエンダー」とか
「イィィィアイ!」とか「ボンっボンっ」みたいな色んな掛け声の種類があります。
耳をすませてずっと聞いていると何だかトランス状態に落ちてしまいそうでした。
神々へ捧げる儀式として行われる理由がなんとなくわかったような気がします。
登場人物が割れ門から現れると、観客から「おおー!!」と
歓声が上がるほどの盛り上がりました。
最後にはもう燃え盛る炎を裸足で蹴飛ばして、高潮になりました。
見る前はもっと伝統的・宗教的なで単調な儀式なんじゃないかと思っていましたが、
実際は観光客を楽しませることに重きを置いた立派なショーとしての成立していました。
全てが身振り手振りで演じられるので言語や年齢に関係なく
誰でもが楽しめるものだと思いました。気持ち悪い酔いも忘れるぐらい良かったです。
今回のバリ旅行で正直一番バリらしく楽しかったんじゃないかと思いました。
短いバリ旅行ですが、色々初体験で面白かったです!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(終わり)