(もぐもぐin広州2016(16)に続き)
混雑している玩具の卸市を通り、玩具屋店員さんが客を呼ぼうと
商品を乗って、狭い道で上手に行ったり来たりしています。
やっと玩具の卸市を通過して、大好きな乾物の卸市に入り、
色々な品を品質チェックし、値段の交渉し、少しずつ買いたいものを手に入れ、
時間を立つと疲れが出てきました。何かおなかに入れないと~~
周りを見たら、「あった!!」
小さいの屋台で碗仔翅を売っています。
碗仔翅は、香港発祥、街角スタンドで飲むふかひれもどきスープの事です。
碗仔翅が現れ始めたのは1940-50年代といわれています。
今よりも香港は貧富の差が激しい時代で、九龍にある廟街の榕樹頭の屋台が
ふかひれスープに似せた碗仔翅を出すようになったのが始まりと言われています。
一部の金持ちしか口に出来なかったふかひれスープが、
ふかひれこそ入っていませんが、はるさめをふかひれに見立てて作った碗仔翅の出現で、
一般の平民にも味わうことが出来、しかも満腹になると
言って当時大変な人気だったそうです。
碗仔翅は庶民の味方、まさに代表とも言える香港らしい古典的な食べ物なのです。
本物のふかひれスープに憧れて出来た碗仔翅ですが、豊かになった今でも、
姿を消すことなく、香港庶民に愛され続け、しっかりとその地位を獲得しています。
ここ、広州で出会うのは初めてで早速買っていただきます。
ふかひれの代わりとして大切な役目を担っている春雨、
木耳、馬蹄粉 (おおぐろくわいの粉 )、干ししいたけ、鶏ささみ、
ゆでたけのこ、しょうが、香菜など具を鶏がらスープでできた碗仔翅は
優しい味で、疲れをはぐしてくれました